では、男子学生も、社会人目線で見てみます。

女子学生と社会人目線のギャップに触れましたが、ではでは男子学生はどうでしょう。

着慣れないスーツ姿を確認してみると…

ワイシャツは、下着を着けなかったり文字入りTシャツを着たりすると透けて見えるので、無地の白い下着を着ます。

そして足元は、白い靴下・スニーカーソックスではなく、黒か紺色のソックスをはきます。

椅子に座ると意外に足首は見えるので、スーツの足元の違和感は目立ちます。

髪形も、自分が思っているより短めにするのがおススメです。

業界によってスタンダードがあるので、迷ったらその企業・業界のWebサイトの社員を参考にしてみるといいかもしれません。

でも、短いからと言って、坊主頭(スキンヘッドね)は変に話題になるのでよくないかな~。

あと、ネクタイを自分で結べるように練習しておくのも準備の一つですね。

ネクタイの端が、ベルトのバックルの上にかかるくらいの長さに、さっと結べるといいですね。

最近はスマホがあるので腕時計を持っていない学生さんも多いですが、スマホで時間を確認する姿は誤解を招きます。「話してるのにLINEを確認した?」「早く帰りたいのか?」

社員さんより高級な時計は逆に目立ちますので、カジュアルすぎないシンプルなものを。

あくまで社会人から見てどうなのか?の目線を忘れずに。


その他にもある、就活をテーマにした小説たち

就活をテーマにした小説を、他にも2作品。

★羽田圭介さんの「ワタクシハ」

羽田さんは、お笑い芸人の又吉さんと同時に芥川賞を受賞したことで話題になりましたよね。

主人公が「売れないギタリスト」ということで、今どきの就活色はあまり強くない小説です。

ただ、「就職活動は、完全に身内空間の外でおこなわれている」「常に他人の目にさらされていないと、自分のことはわからない」といった指摘は、就活の本質を突いていると思います。

よく知っている人との関わりに慣れている学生さん達にとって、いかに初対面の社会人に自分を知ってもらうか、という目線は必須です。

それに、就活で重要視される自己分析も、ずっと自宅にこもって一人でやり続けていたら、自分が完璧にわかるわけではなく…。

自分のことを本当に知るためには、周囲に自分のことを聞いたり(「他己分析」という言葉も定着しました)、企業の方などと接したりすることが必要で、そんな中で徐々に理解は深まるものなのです。

「動くこと」大切です。

★喜多川泰さんの「手紙屋」

就活中の主人公と「手紙屋」との10通の手紙のやり取りを通して、「働く」ことを考えさせてくれます。

就活への即効性を期待して読む、というよりは、就活の先にある「働くこと」を考える機会をくれる小説です。

まだ働いていないうちから自分の適性の枠にこだわり過ぎずに、自分自身でも想像もできない伸びしろを、より伸ばすためにはどこで努力を積み重ねるか、という目線で働く場所を選ぶことも大切ですね。


アフリカに雇用を生み出す「名刺」

仕事をしていくうえで、名刺は大切なパートナーです。

営業されている方にとっては、あるのが当たり前で、空気のような存在ですよね。

でも、新卒の時一般職採用だった私には、当時、企業で名刺を作ってもらえる機会はありませんでした。

それ以降、何となく、「名刺を持って仕事する」ことに、ちょっとした思いが残っていました。

ここ10年勤務した先々では名刺も使っていましたが、個人事業で仕事を始めようと思った時、今度は、自分の分身としての名刺を大切に作ろうと思ったのです。

そんな私には、「自分で名刺作るときは、ぜひここで」と思っていた会社がありました。

北海道にある丸吉日新堂印刷さんです。

私は、インターネットで知ったのですが、「ちっちゃいけど、世界一誇りにしたい会社」という本でも紹介されている会社です

この会社では、名刺にエコ素材を扱っていて、その中にバナナペーパーがありました。

それは、、バナナの茎から作られた紙でできていて、アフリカザンビアのエンフエ村に、バナナペーパーを作るという仕事を産み出していました。

私が仕事を頑張って、名刺をお渡しする機会が増えると、ザンビアでも仕事が生まれるなんて、なんかいいなぁ~と思っています。

私の中で、日々の「仕事がんばろう!」にも繋がっています。

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女子学生目線と社会人目線の違い

茶髪は黒髪に染め直して、いよいよ就活モード。

となっても、意外なところで「ジェネレーションギャップ」を感じることがあります。

女子学生の場合だと、就活スーツの白シャツの下に着るインナーの色。

「え~!黒はダメなんですか?」

学生さんは、下着らしく見ないようにあえての黒インナー。

でも逆に、白シャツの下のインナーは、透けて見えないための、白かベージュです。

他にも、前髪を止める額の真ん中のピン。

額を出した方が明るい印象なので、前髪を斜めに分けるのはおススメです。

でも、前髪を斜めに流そうにも短くて…といった時に止めるピンは見えないように止めてください。

普段は額の真ん中で止めるのもカワイイのですが、就活では…。

今短い人も伸ばして行けば届くようになるので、それまでは、スプレーを使って固めたり、ピンの位置を工夫したりしてしのいでいきます。

就活となると、なんだかんだ、学生さんにとっての父親世代と相対する機会が多くなります。

そこでは、おしゃれとしてではなく、ジェネレーションギャップも差し引いた「身だしなみ」が求められるのです。

企業や、目上の初対面の社会人目線を想像することも、就活の一部なのですね。


「何者」 「シューカツ!」 ~小説で就活を知る

大学新卒の就職活動にはシーズンがあり、選考フローも独特です。

エントリーシートやグループディスカッションも、一度に大量の希望者を対象にする新卒就活で行われる選考方法です。

そんな「就活」を題材にした小説からは、また違った角度から「就活」を知ることができます。

 

★朝井リョウさん「何者」(公開中の映画の原作)

この作品には、SNSと現実が混在する「今どきのリアルな就活生」の姿が描かれています。

就活をテーマとしつつ、鋭い観察眼による登場人物の描写と、読む人をも巻き込むストーリー展開になっています。

「確固たるものさし」が分からないまま進んでいかなければならない就活で、「大したことない自分」をどう社会へ出していくかに苦悩する登場人物たちの姿が、リアルに描かれています

★石田衣良さん「シューカツ!」

7人の大学3年生が「シューカツプロジェクトチーム」を結成して、全員合格を目指します。

主人公や、主人公が出会う人たちを通して、「働くとは?」「就活の本質とは?」を考えさせてくれる作品です。

「何ができるかで評価されてきた」学生から、「実社会の壁に折り合いをつけて、自分を社会に理解してもらう」社会人への、人間としての成長が描かれています。

 

就活は、自分で進んでいかなければならないからこそ、悩み、落ち込むことも多いのです。

でも、だからこそ、目を見張るほどの成長があるのも、また就活なのです。

ぜひ周囲は、一歩離れて見守り、応援していきたいですね。

「どんな活動をしているか」や「就活生はどんな気持ちか」が体感できるので、最近の就活に興味のある方には、読んでみることをおススメします。

*小説の就活スケジュールは、現在の就職スケジュールとは違います。


アクティブ・ラーニングでコミュニケーション力も磨く

またまた、大学でのアクティブ・ラーニングのサポートをさせていただきました。

アクティブ・ラーニングに効果的に取り組めれば、社会へ出てからも役立つコミュニケーション力がつくこと請け合いです。

今回のワークは4~6人グループで、1枚のシートに書記が全員の意見を書き取ったうえで、話し合って1つの結論にまとめていく…と、言葉では単純なものでした

が、実際やってみると、ハードルが高い…。

意見を出す人は、書記が1文に書けるように要約して伝えないと、書きにくくて時間がかかってしまいます。

キャッチボールで、ボールを自分の投げたいように投げ続けると相手が取り損ねるのと同じです。続けるためには、相手に受け取りやすいように投げないと。

つまり、相手のことを考えることが大切です。

まとめる時も、意見が出なくて議長が困っていれば、一人一人が意見を、まず一つは出そうとする。

つまり、相手や周囲の人の様子を見て感じながら、自分にできるちょっとした行動で関わっていくことが必要なのです。

この積み重ねは、コミュニケーションそのもの。

コミュニケーションって、最初から上手な人もいますが、経験を積むことで確実に上達する力です。

問題は、いかに嫌にならずに経験を積むか。

学生さんたちが、関わることが「うざい」「めんどい」ではなく、「へ~」「何かいい感じ」と感じて次回も参加できるようにどう関わっていくか、試行錯誤が続きます。


新卒就活で「インターンシップ」って参加したほうがいいの?

素直にこの質問を投げかけられたら「YES」です。

企業との接点であることは確かですし、接点は多いほうがいいからです。

インターンシップは企業での就業体験で、3月エントリー開始にスケジュールが変更された2年前から、急激に増えた活動です。今では、就活サイトで応募企業を探すのと同様に、インターンシップを検索して申し込むことができます。

インターンシップにもいろんな種類があって、目的に合わせてどう参加していくか、選んでいく必要があります。

1day…企業の説明会に近いです。仕事内容を幅広く大勢の学生さんに知ってもらうために、回数多く実施します。説明会+ちょっとしたワークの場合が多いです。全然就活してない人の入門編にはいいかもしれません。

仕事体験型…IT企業でプログラミングをしたり、商社で営業に同行したりするものもあります。入社後の仕事への理解が深まります。

採用直結とは限りませんが、企業・仕事への理解が深まるので、結果的に志望動機は厚く語れるようになりますし、熱意も高まります。

1週間程度で選考あり…選考があるインターンシップはなかなか通過するのが難しく、本選考より倍率が高いことも多いのです。

ただ、通過せず、「意外と就活難しい…」と実感した学生さんは、本選考へ向けての本気度が一気に上がるので、その点でもチャレンジすることはプラスに活かされます。

インターンシップ参加が選考に有利かは企業によって様々です。

参加者を、別の選考ルートで有利に進める企業もありますし、人事の目に留まることもあるかも…です。

でも、例えそうならなくても、参加することでその企業やその仕事への理解が深まり、方向性を絞ることには繋がります。

参加して想像どおり志望度が高まることもあれば、想像と違って方向を変える場合もあるのです。

それもこれも、行動したからこその、前進です。

ただし、気軽に参加して欲しいとはいえ、企業の選考目線は常にありますから、基本的なあいさつや言葉遣い・態度は、意識して臨んでくださいね。


「サツマイモ」の「大量消費」

夫の実家から、庭で育てたサツマイモを収穫したからと、おすそ分けをいただきました。

とはいえ、我が家は次男と二人。

売り物ではないから、形が不揃いで大きいものが4個。

実は、私はサツマイモがそれ程好きではなく、

さてどうしたものか…(^_^;)        IMG_1258 

「サツマイモ」「大量消費」でネット検索して考えたあげく、うちにある材料で作れて、作り方が一番簡単そうなスイートポテトを作ってみることに。

20個以上できたけど、甘さ控えめだったので、

たくさん食べられます(^^)        IMG_1257

残ったサツマイモは、今度、素揚げにすることに。

素揚げは、よく洗ったサツマイモを皮のまま乱切りにして、冷たい油の中に投入してから火をつけ、じっくり揚げて、浮き上がってきたら完成です。

とてもとても簡単なのですが、大好評。

ぜひお試しを。

秋の恵みに感謝!


長時間働くことで、体を壊さないか心配です。

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「過重労働解消のためのセミナー」に参加して、過重労働防止の取組事例を学んできました。

「過重労働」は今話題ですね。

自分だけでなく、家族が、残業や休日出勤が多くて、それがもとで心身に不調が出ると大変です。

昭和の時代は、「職場環境を改善したり仕事量を減らしたりすると、コストはかかるし生産性も低下する」と考えていました。

でも今は、「従業員の健康や満足感と組織の生産性を両立することは可能」という考え方。

むしろ「相互作用があって互いに強化できる」と積極的に捉えています。

長時間労働は、脳・心臓疾患やメンタルヘルス不調の原因になるといわれています。

仕事以外の生活や家族のことも含めて、働き方を考えていく時代に、徐々に変わりつつあるのです。

でも、まだまだ現実は追いついていないですよね。

電通の話を聞いても、「そのくらいの残業よくある話」という考え方がまだまだ多いですし。

ワーク・ライフ・バランスの点からも、一人一人が、生活も充実しながら、働きがいのある仕事で働くことのできる世の中に!


ますます注目される、企業における「メンタルヘルスケア」

連日、電通の家宅捜索のニュースが報じられています。

長時間労働で労災認定された過労自殺をきっかけに、常態化していた長時間労働に調査が入っています。

今までにない大人数での調査ということからも、長時間労働是正を目標とする政府の本気を感じます。

今まさに、過重労働やそれに伴う職場での「メンタルヘルスケア」に注目が集まっています。

そんな中、この前の日曜日(11/6)、メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種(ラインケアコース)を受験してきました。

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大阪商工会議所が実施する、職場内のメンタルヘルスケアの知識や対処方法に関する検定で、Ⅰ種(マスターコース)・Ⅱ種(ラインケアコース)・Ⅲ種(セルフケアコース)に分かれています。

ラインケアコースは、管理監督者(管理職)対象。

部門内の部下へのメンタルヘルス対策の推進を目指していて、管理職への条件にしている企業もあるため、会場内もそれらしき男性の姿が目立ちました。

準備はして臨んだものの、受験者が増加して難易度が上がっているとの評判通り、開始早々冷や汗の出る内容でした。

途中退室する方がボチボチいる中、とても帰れる状況ではないまま試験終了。

とにかく、結果を待ちましょう…(汗)

いずれにしても、働いている人と関わる中で、メンタルヘルスの知識は今後必須です。

「知らない」ことで、支援の幅を狭めないよう、今回得た知識を生かしていきたいです。