変化するスピードの速さと、変化に向き合う気持ちと

コロナの広がりによる振り回され感について前回触れましたが、

角度を変えると、この1年は、世の中の変化がものすごいスピードで進んだ期間でした。

コロナが終息した後に、もちろん戻ってしまう部分もあるとは思いますが、

それでも、5年や10年はかかりそうな変化が、一気に起きた1年でもありました。

私の周りで対人支援をする方々には、「直接会って話す」ことを大切にこだわりを持っている方も多かったのですが、

そんな思いも一気に吹き飛ばす勢いで、対面からオンラインへと、変化が起きました。

でも改めて考えれば、今までわざわざ出かけて会うことに、ためらいやハードルがあった方々もいた訳で、選択肢を広げる変化になったのだと思います。

地域性や安全性という面で、オンラインの可能性を大きく感じる1年でした。

 

そんな中、今年に入って「全日程オンライン」のキャリアコンサルタント養成講座を担当させていただくことになり、

更に模索する日々を過ごしています。

受講生は、愛知の方は1割ほど。

東北から九州、果ては上海にお住まいの方も!

同じ思いで、一緒に学びの時間を過ごしています。

 

私自身も、以前は場所を見てスルーしていた東京開催のセミナーも、気軽にぽちっと申し込めますし、

その前の年には、迷いに迷って諦めた北海道での研修だって、オンラインだったから参加できました。

地域的な可能性は、本当に広がりました。

 

ただ変化に向き合う気持ちは、人それぞれ。

私はどちらかと言うと変化を楽しむタイプなので、思い切ってチャレンジしてきましたが、変化は痛みを伴うものですし、変わらないことには安心感もあります。

変化する日々を語る方、この方にとってこの変化はどうだったのか。

変化と向き合う、不安や迷いなど。

人によって違うからこそ、相手の思いを思いやりながら、分かり合おうとすること、大切ですね。

 

 

* オンライン「キャリア相談」も受付中

  詳しくはこちら ↓

「キャリア相談」について

 


振り回されることが多い中でも、自分で決める「時間」は大切に。

大阪のコロナ感染者は増え続け、徐々に緊急事態宣言も広がり始めました。

愛知県も、名古屋市にまん延防止等重点措置が発令中ですし、コロナが広がってから2年目となっても、なかなか落ち着かない日々が続きます。

1年経ってもまだワクチンは行き渡らず、感染も広まってきて…となると、状況に振り回されて思い通りにいかないことも多いです。

私も昨春は、大阪に仕事で毎週末通っているうちに、コロナが拡大していきました。

徐々に規制が広がる中、感染に気をつけながら通ってはいたのですが、

結局オンライン対応になったり、中止になったりと、慌ただしく振り回される日々が続きました。

どうしても、人と対面して話す仕事が中心なので、実施できなかったり、オンライン対応したり、ビニールやアクリル板越しに話したりと、

1年前までは考えられなかった、思うようにいかない状況は多く、今も続いています。

人生、周りの人や状況(環境)に影響されて、思い通りにいかないこと多いです。

自分でコントロールできないことにはストレスがたまるので、そんな中でも、少しでいいから自分で決めたり選んだりすることが大切になります。

たとえ5分でも、10分でもいいので、一日のどこかで、自分の時間(自分で何をするか決めて過ごす時間)をあえて作ってみます。

体を動かすもよし、好きなスイーツを食べるもよし、好きな音楽を聴くもよし…。

ちょっとした時間でいいので、

自分で考えて、自分で決めて、自分で行動することは大切です。

その時間を経て、自分を取り戻し、先へと進むことができます。


「関係とは築き上げること」と実感する、修了の日のさみしさ

いまキャリアコンサルタント養成講座の講師を担当しています。

去年からカリキュラムがより手厚くなって、

一日の時間数にもよりますが、学科と実技を通学で学ぶクラスだと、かれこれ半年もの間、毎週共に学ぶことになります。

今回は、途中から引き受け、1ヶ月半ご一緒したクラスが修了式を迎えました。

 

最初は、引き継ぐ前の先生のカラーもあるので、私の方も探り探り(^^;)

今まで大切にしていたことはそのまま大切にできるように、そして私が大切にしている点も少しずつお伝えしながら、徐々に私と皆さんとの関係を築いていきます。

まずは相手を知るところから。

知るためには、興味を持って、相手に合わせながら、いろいろ教えてもらいます。

もちろん、私に興味を持ってもらえたら、素直にお伝えてして…。

この繰り返し。

だんだん深まってきたな~と思っていると、もう修了日!

もっと一緒に、という思いが強くなった頃なので、今度はさみしさが募ります。

 

修了式も終わり、はぁ…と思っていた数日後、写真が送られてきました!

 

 

 

← 修了式後のクラス写真

 

 

← 受講生さんと

 

こちらは昨年のクラス →

 

写真、励みになります (^^)

 

そしてこの思いをかみしめ、また歩いていこうと思います。

 

みんな、がんばって~! 合格するの待ってるね。

そして合格したら、同志としてよろしく!


「歌う」ことは、自分が生きていることを実感する時間

2年半前、とあることをきっかけにボイトレをしてから、「一人カラオケ」を趣味にしていたのですが、

去年からのコロナが広がりの中、すっかり足が遠のいていました。

行きたいな~という思いはずっとあって、コロナの感染状況とにらめっこだったのですが、

今回、思い切って行くことにしました。

一人だし、カラオケボックスは換気がいいし、消毒も心がけてるし…と思いつつも、自分でも対策は万全に!

1年ぶり…なことに、気持ち上がります(^^)

 

いざ、歌い始めてみると…

 

久しぶり過ぎて、声が出ない…(^^;)

ぼちぼち慣らしながら、持ち歌を歌ったり、歌詞を見なくても歌える懐メロを歌ったり。

4月らしい、森山直太朗の「さくら」とか、アンジェラ・アキの「手紙」とか、槇原敬之の「遠く遠く」とか、

人との出会いや別れ、生活の変化の歌も、いろんなシーンが頭をよぎり、気持ち入ります。

途中で「さよならの向こう側」を選び、百恵ちゃんの引退コンサートの映像を見て感動…。

あ~、すっきり!

充実した時間を過ごすことができました。

声を出すということは、心の中の思いを出すことでもあり、

自分の身体を実感し、生きていることの楽しさを感じる瞬間でもあります。

歌う楽しみを教えてくれたK先生には、本当に感謝してます!

 

オンライン「キャリア相談」受けつけてます。

詳しくはこちら ↓

「キャリア相談」について

 

 


コロナ禍に、社会へ巣立った息子たち

このブログをお休みしている間に、

長男はコロナが広がりを見せていた昨春、東京で就職し、

次男は今月から名古屋市内で就職しました。

こうしてこの春は、私にとっても、指折り数えた教育費の重圧から卒業の春でした (T_T)

振り返ると、急に始まったコロナの影響による先行きの見えない変化の中、

長男は東京でリモート環境での新入社員生活を始め、

次男はバタバタとオンライン化が進む中での就職活動を乗り切り、

そんな2人の揺らぐ気持ちを感じながら、私も同じように、迷いや不安、そしてもどかしさを感じ続けた1年でした。

私自身の仕事も、取りやめになったり急遽オンライン化になったりとバタつき、

いつか元に戻るのか、それとももう変化して戻らないのか、変化の先を考えるのか、

そんな葛藤を感じながら、手探りで進んできた1年間だったように思います。

そんな中、2人とも、自分の選んだ道を進みだしたことに、エールしかありません。

親というのは、いつまでも心配は尽きないけれど、

きっとそれも、分かってはくれつつも、時に疎ましくも感じるんだろうなぁ、

なんて、自分のことを振り返って思う日々なのです。

いいサポーターでありたいものです(^^)


この1年で大きく変化した世の中

コロナ感染が広がって早1年

世の中は大きく変わったものです。

 

マスク着用は基本的なマナーですし、対面飲食でのコミュニケーションは自粛。

代わりにオンラインが活用されるようになって、

就職活動や研修では、当たり前の選択肢になりました。

まさか、あっという間にこんな世の中になるとは思いもよらず、

人生分からないものですね…。

 

そんな変化を「新たな可能性」と受け止め、

私も昨年はオンラインでの講座運営や面談へと幅を広げてきました。

やってみると、デメリットもあるけれど、メリットも数知れず。

特に地域的なデメリットを感じることの多い私にとって、

オンラインはエリアの可能性を大きく開くことに繋がりました。

 

そこで、2021年度は、個人向けのオンライン面談を思い切ってスタート。

合わせて、このブログも少しずつ再開していくことに。

変わりゆく世の中で、

キャリアに関わる今の私が、何を感じ、何を考えているか。

自分を見つめていきたいと思います。


2019年も もう終わり

2019年も今日で終わり。

年の途中で元号が「平成」から「令和」に変わり、新しい始まりを感じる1年でした。

振り返れば、今年は年明け早々、私がキャリアコンサルタント養成の道へ入るきっかけとなった先輩の訃報から始まったのでした。

突然のことに、一緒に仕事をしていた方から既に決まっていた仕事の対応に困って連絡が。

僭越ながらピンチヒッターを担いましたが、先輩への恩返しができたかどうか…。

指導者であった先輩の講座に同席していた頃のことを、何度も何度も思い返し、今年は歩んできたように思います。

その出来事は、改めて私自身の仕事のやり方を考えるきっかけでもありました。

自分一人でのんきに仕事に勤しんでいた私は、もし私に何かあっても、どこで誰の依頼でどんな仕事をしているか、家族も知らない状況だということを反省し、早速リストを作成。

人生何が起こるか分からないと、この歳になれば様々な経験から分かっているつもりだったのに、何となく続くと思っていた人生に限りがあることを、改めて考えることになりました。

そして今年の後半は、仕事の傍ら、自ら試験へ向けて学ぶ日々。

自己研鑚ということもありますが、とにかく「形」にするための試験へ取り組んでみました。

まぁその反面、どうしても行動することが少なくなってしまったのは、来年への反省ですね。

来年はいよいよオリンピック。

今夜は、2020年へ向けての抱負を考えながら、紅白でユーミンの「ノーサイド」を聴いて締めくくりたいと思います。

お世話になったみなさん、1年間ありがとうございました。

引き続き、2020年もよろしくお願いいたします。


「令和元年」も馴染んできたころ

5月から元号が「令和」に変わり、早くも一ヶ月が過ぎようとしています。

職業訓練生との面談終わりに記入するジョブカードには、キャリアコンサルタントのコメント記入欄があるのですが、

そこへ、ついつい「平成31年5月○○日」と実在しない日を記入してしまい(^^;)

慌てて訂正をお願いする…なんてこともありました。

それでも、最近は「令和元年」にずいぶん馴染んできました。

 

長らく適応障害ということで皇室行事の出席を控えていた雅子さまも、皇后に。

目指していたであろうキャリアの道と、選ばれた人生との複雑さを思い、感慨深いものがありました。

だからこそ、一つ一つ行事を重ねられる姿を、ハラハラドキドキわくわくと、気にかけずにはいられませんでした。

代替わり後も、引き続き平和で穏やかな「令和」の日々が続くことを願っています。


「人生」を学ぶ

久しぶりの休日

映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行ってきました。

よかった~(^^)

クイーンの音楽ももちろんですが、なにより、描かれているフレディ・マーキュリーの人生が。

華やかな一面とその裏にある苦悩の人生。

それが、とても濃密に描かれた映画でした。

思い返せば、先日「フェルメール展」と「ムンク展」に行った時、より「ムンク展」に私が惹かれたのも、まさにこの点かも。

ムンクは80歳で亡くなるまで、あの有名な「叫び」を描いた後50年もの間、画家として描き続けていました。

そんな長い人生の中で、途中精神を病みながらも、自分を見つめる自画像を数多く描き、

一方、写真や映画にも関心を持って、実験的な作品にも取り組み、

そして晩年、精神病を乗り越えてオスロへ戻ってからは、「叫び」とは全くイメージの違う明るい色彩で、力強く希望に満ちた作品を制作。

そんな「人生」を感じられる展覧会だったのです。

子どもの頃、伝記を読むことで偉人や先達から生き方を学びました。

大人になっても、というより、大人になったからこそ、他の方の人生から様々な思いを含め、学ぶところは大きい。

そして私、人の生き様に触れたいという思いが強いようで…。

今の仕事も、まさに人生と向き合う仕事。

実際に、年の上下を問わず、目の前の方の語りから、学ばせていただく機会も多いのです。

だから奥深く、この仕事に惹かれるんだな~と改めて実感しました。

この思いを、大学で映画研究会に入っている長男にLINE

「フレディ・マーキュリー 神!」


向いている仕事 向いていない仕事

2か月に渡る東京でのキャリアコンサルタント養成講座が終わりました。

受講生の方は、まだ引き続き別の講座が続くのですが、私が担当する部分は終了。

季節をまたいでということもありますが、台風で授業が短縮されたり、私が途中、声の調子を崩したりと、いろいろあっての2ヶ月間でした。

でも、精一杯努めさせていただく中で、

「先生じゃなかったら続けられなかったです」

「次の講座も先生で受けてみたいです」

「講師向いてますよ」

などと、とてもとてもありがたい言葉をいただくことができました。

そもそも、キャリアコンサルタント(カウンセラー)の資格を取ってから私が始めたのはカウンセラー業務。

対1人の仕事でした。

それと並行して就職活動のセミナーを担当することもあったのですが、私にとって、当時はカウンセラー業務が主でした。

そんな中で講師の仕事の幅を少しづつ広げていたのですが、キャリアコンサルタントの業務の中で、「私って何が向いているんだろう?」と日々考えていました。

よく就職・転職活動する方との話題に上る「向いている、向いていない」ですね。

私が行動してみて感じたことは、

 

やってみないと分からない

精一杯やってみて、自分がどう思うか

そして、周りの人がどう評価するか

そんなことの積み重ねで「向いているかどうか」が分かるようになる

 

これからも、とにかく精一杯取り組みながら、私に向いていることを探し続けようと思いました。

本当に、受講生の方からも、多くを学んだ2ヶ月でした…ありがとうございました。