40年の重み 「こち亀」連載終了

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、40年の連載に終止符を打つこととなりました。ギャグマンガでこの長さはすごいです。

以前、作者の秋本治氏のオフィスがテレビの番組内で映りました。あのハチャメチャな内容からは想像できない、とてもきれいに整頓されたオフィスでした。原稿も編集部にストックがあるそうですし、そういった姿勢が、40年休載なしの仕事に繋がっているのだと感心しました。

「こち亀」はうちの息子達も好きです。平成生まれの息子達は、この漫画で「昭和」を知り、私の「昭和話」も、意外に共有してくれていました。

40年といえば、いろんなことがありました。その間続いた「こち亀」には、昭和の懐かしい人情話だけでなく、時代を捉えた無謀な「金儲け」の題材も多いです。

フィギュア制作とかドローンとか、時代に合わせた話題を柔軟に取り入れていたことも、長く続いた理由だと思います。

仕事における姿勢として、同じ仕事を時間的に長く続けるだけでなく、状況に合わせて柔軟に取り入れながら成長し続ける点は見習いたいですね

さあ、4年に1度しか目覚めない「日暮熟睡男」は、2020年東京オリンピックの年に目覚めて、連載終了を知るのでしょうか?


9月1日 2学期の始まり

今日は9月1日。

2学期の始まる日です。朝は近所の小学生たちが賑やかに集団登校していきました。

でも最近、9月1日は「18歳以下の自殺が最も多い日」と報道されるようになりました。

長い夏休みで一休みした人間関係が、また始まる日。

私も学校生活の中で2回、そう思った学年がありました。

今でも、仲間外れを面白がる同級生の笑い顔や、どうにもならない閉塞感を思い出します。

仲間外れやいじめをする相手は、人の気持ちを気にかけることより、面白くて優越感を感じる誘惑に負けている人だと思います。

どうにもならない状況なら、「逃げる」ことは大切です。「逃げる」ことは負けではなく、自分自身の人生を生きるための知恵であり、そのための勇気ある選択です。

私も、子供たちにそう伝えています。

「生きてこそ」の人生です。


4年前、そして、4年後

陸上400mリレー銀メダリスト4名の、外国人記者クラブでの記者会見をニュースで見ました。

大サービスしてバトンの受け渡しまで再現していましたが、その後の質問の中で、「4年後同じメンバーで一緒に走れる確率は?」という、答えにくい質問を受けていました。

「4年後」の自分も、「4年後」のメンバーも、両方について答えるのに迷う質問ですね。

その質問に、私も、自分の4年後を考えてしまいました。

私はどうなっているんだろう…?

何をしていて、何をしようとしているのか?そして、そのとき、私の周囲には誰がいて、どんな環境に直面しているんだろう?家族はどうしているかな?

逆に、4年前、私はどうだったかな…?

振り返ってみると、私にとって4年は、短いようで長く、いろんなことがありました。

ということは、これから4年もいろんなことができるわけで、どこまでいけるかがんばってみるのもいいかも…。

リレー出場の4人はそれぞれ回答していましたが、さらに成長した4人が、揃ってこの場に帰って来られる4年後であってほしいと思います。


「マリオ」は日本の大切な輸出産業

リオオリンピックの閉会式はワクワクしました!

「TOKYO」の紹介で見られた、「クール」な拡張現実の映像やテクノポップの音楽、そして日本のアニメキャラクター達。

どうしてもグローバルに日本を表現しようとすると、「和」のバリエーションで押していたけれど、もう時代遅れですよね。

でも、以前なら、たとえ海外で知られていても、公式の場でアニメやゲームのキャラクターが日本代表として扱われることはないし、首相が「安倍マリオ」として、キャラクターのコスプレするなんてありえなかったです。

それが、あのパフォーマンスということは、アニメもゲームも日本を代表するものとして認められたんですね。

「マリオ」も「ドラえもん」も、そして今回は大人の事情なのか出てこなかった「ポケモン」も、今や立派に日本の輸出産業を担っています。単に「こどもみたい」だと軽く見る存在ではないのです。

人も同じように、以前の自分をいつまでも思い描いて、周囲の環境の変化に対応していかないと、お互いの間に誤解や大きな隔たりが生まれてしまいます。

相手の目線も理解しながら今の自分を伝え、一緒に進んでいくことで、お互いにより成長し続けることができるのです。

「クール」「かわいい」「アニメ」「ゲーム」などなど、世界目線での日本の印象を前面に押して、日本のいろんなしがらみを超えたパフォーマンスを、ぜひ開会式で見たいですね。

東京オリンピックが楽しみになりました。


小学生に色覚検査が実施されていなかった!?

最近は学校で色覚検査をしていなかったって知ってますか?

小学校4年生で受けていた検査が、2003年に廃止になっていました。知らなかった…。

それが、今年度から希望者のみ受けられるようになり、うちの次男に調査書がきたので、希望して検査を受けてみました。

すると結果は「要再検」…。

早速、眼科で再度検査してもらうことになりました。

色弱は男性に多く、20人に1人もいるんです。それなのに、1993年以降に生まれた人は検査を受けていないので、自分が色弱か知らないまま就職期を迎えています。

以前ほど進路の制限はないのですが、飛行機や船舶の操縦士、警察官、消防士、変わったところではフグの調理師など、職務上必要との判断から、採用時に検査が実施されているところもあります。それを、進路決定時期に知ったのでは混乱を招いてしまいます。

「差別」を受けないために廃止になった検査ですが、「可能性がなくなる」という考え方ではなく、「自分のことをよく知って判断していくため」と捉えることも大切です。

うちの次男は再検査で「異常なし」と診断されましたが、インターネット上にも色覚検査表が公表されているので、受けたことのない方は、ぜひ実際に検査をやってみて下さいね。(正確な判断には、必ず眼科医の診断を受けてください)

 


オリンピック陸上リレーでも銀メダル獲得~続・自分を知り可能性を広げる

先日競泳でのメダル獲得の話題を書きましたが、今度は陸上でも、400mリレー男子が銀メダルを獲得しました!

あのアメリカより速く、ボルトのいるジャマイカに次いでの2位です!

素晴らしいですね。水泳の時も書いたように、体格の違いから、短距離を走ってアメリカ・ジャマイカには勝てないとみんな思っていたからこそ、とてもうれしく感動的なメダルでした。

100m9秒台の選手を揃えられるチームに対し、日本はチームでバトンワークの特訓をして臨んでいます。今の状況をよく理解して、自分たちの伸ばせるところへ力を注いだことが、成果に繋がりました。走順も、走者の特徴を生かして決めていて、各選手がのびのび実力を発揮できたこともいいですね。

でも私は、そのバトンワークの情報を詳しく出すと、今度は他の国も対策してくることが心配です…。

ただ、それも覚悟の上で、更に東京オリンピックまで努力していくのが彼らなのだと思います。

本当におめでとうございました!


あきらめないことの大切さ~オリンピック編

オリンピックで、女子レスリングが3階級とも金メダルに輝きました!

16日に書いた、私のあきらめない話とは次元の違う「あきらめない」姿勢でした。彼女たちは、残り5秒・3秒という時に、なぜ逆転できたのでしょう。

たとえ劣勢でもうまくいかなくても、最後の最後まであきらめない気持ち。そして、そのあきらめずに向き合う中で巡ってきたチャンスに、全力を出すことのできる日頃の努力。

この成果がレスリングの3選手にとっては、金メダルに繋がったのだと感じました。

もちろん、みんなが金メダルを取れるわけではありません。能力も人それぞれです。

でも、「あきらめない」ことこそが、目指す目標へたどり着く術であることに変わりはありません。

すがすがしい3選手の顔を見ながら、私も「もうあと一歩」と、力をもらいました。

おめでとうございます!


ハードルを下げて動き出そう。

今日の新聞で、立命館大学の根津准教授がゼミで実践している「買うだけ読書のススメ」という記事を読みました。

学生に、本を読めというのではなく、古本を活用してまず千円で買えるだけ買う実習をするというのです。すると、大量の本を実際に購入することで自分の関心の傾向が分かって、アンテナも広がり行動力もついてくると

受け身な学生に、強く主体的な問題意識を持たせたくても、「本を買って読む」行為は学生にとって労力がいり、ハードルが高いから、まずは「本を読まないといけない」プレシャーから解放するために、「読まなくていいからとにかく買う」ことを促すというのです。

部屋に積んでおくと、ついめくって読んでしまうこともあるし、まずは本を手に取ることから…ということですね。

キャリアコンサルティングでも、「最良の策より、まず行動」と考えます。どんなにいい策を立てても、ハードルが高くて実行できないぐらいなら、簡単ですぐできる些細なことから、まず行動に移せるほうがいいですから。

「いつもできないんだよなぁ」とか「苦手でつい後回しにしちゃうんだ」ということは、ついつい自分でも「ちゃんとやる」ハードルを上げがちです。そこで、まずは自分でもあきれるぐらい些細な行動から始めてみることも大切なのです。

「千里の道も一歩から」

私も朝型人間目指し、まず早めに寝ることから…。

 


あきらめないことは大切! 手段はいろいろ

「あっ!!」

東京都内へのとある提出物の〆切が明日だということを、今日のお昼過ぎに思い出しました。

しかもまだ未作成(汗)

とにかく焦りながらも内容も最善を尽くしつつ作成を進めます。でも、そんなときに限ってなかなかはかどらない…。あっという間に17時近くに。

「書留にて17日必着」となっていたので、とにかく間に合うタイムリミットを聞こうと、市内で一番大きい郵便局へ問い合わせ。

「そこに明日着なら、17時半までですね。」 はっ? もう出ないと間に合わないってこと?

「それ以降だと間に合いませんか。」

「無理ですね。」 そっけない回答にガックリ。

もう間に合わないのかな…。

でも、宅急便持ち込みが19時までだったのを思い出し、再度気を取り直して仕上げることに。そして、19時滑り込みで「明日午前着」として発送することに成功!

そしてほっとした時、支援した学生に、エントリーシートの〆切は諦めるなと、最善を尽くす努力を促したことを思い出しました。

まずは私も有言実行「簡単にあきらめない!」

 

 


信頼に応えるということ

今日は岐阜県へお墓参りに行きました。

親戚ではなく、所属する市民吹奏楽団の指揮者を20年以上務めた方のお墓です。

私は、仕事は転々としましたが、この団活動だけは、結婚して愛知に来てからずっと続けていました。キャリアを「余暇活動」まで含めると、唯一繋いできた「キャリア」です。途中、2人の子供を出産するときも産休を取り、その後は主人の実家に子供を預けてまで参加してきました。

その活動の中で、私を買ってくれ、信頼を寄せてくれていた方でした。私もその信頼に応えようと努力してきました。その努力が今の私を形作り、自身の成長へと繋がってきました。

そんな存在の方が亡くなり、この活動においてどう先へ進むか、亡くなって1年たった今も模索中です。

ただ、「信頼される」ことが、どれだけがんばる力になるのか。

今度は私が周囲の人を「信頼する」ことで返していきたいと思います。