「ほんなこんばっか、言っちょし!」

TV番組「秘密のケンミンショー」で甲州弁が取り上げられていました。

「だたらやせってぇから、ちょびちょびしちょし」

うんうん。小さい頃はそう怒られたよね。

甲州弁は山梨の方言なのです。

「山梨県に方言あるの?」と言われることもあります。

が、まぁこれが、若い頃にはかなり恥ずかしい方言なのです。

マツコの「月曜から夜ふかし」という番組で「ブサイク方言ワースト1」に選ばれたこともあるくらい。

だから、高校生の頃、東京へ遊びに行く時や修学旅行で県外へ出る時は、必死に隠していました。

でも、よもやのワースト1位。

「何事も中途半端よりは、1位のほうがいいか…」と開き直るしかない展開です。

甲州弁にいいイメージがあったのは、NHKの朝ドラ「花子とアン」の中で使われていた時です。放送当時は、「「こぴっと」ってどういう時使うの?」とか、「言ってみて」とか、いろんな人に言われました。

私は、かれこれ30年も山梨を離れているので、普段はすっかり尾張弁です。

単語や語尾も違えば、イントネーションも全て違うので、甲州弁も懐かしいな~。

番組を見ていた息子と、「甲府のばぁばたち、使ってたよね~!」と盛り上がりました。

*ほんなこんばっかいっちょし=そんなことばかり言わないで!

*だたらやせってぇから、ちょびちょびしちょし=すごく忙しいんだから、ふざけてるんじゃありません!

IMG_1027 郷土愛で、購入(^^;)


月の力~十五夜(中秋の名月)

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幼い頃は、祖母と一緒に、粉から十五夜団子を作ってました。餡入り・餡なしと、くるくる丸めるのが楽しくて、たくさん作ってしまいました。

そこで、子供が物心ついた頃、「さぁ、お月見しよう」と思い立ったものの、私の想像するお月見団子を売り場で探し回っても見当たらない!

実は、今住んでいる地域では、十五夜のお月見団子と言えば丸型ではなく、細長く引き伸ばした、しずくの形

色も白・茶・ピンクの3色で、餡は入っていません。なんでも「芋名月」に由来した里芋をイメージしたものだとか。

「えっ、これがお月見団子!?」

とびっくり。地域変われば様々です。

ここ最近、十五夜の夜はベランダに出たり、家族で月見団子を食べたりしていましたが、息子と二人となるとさみしいですね。

なんでも、最近の研究では、月の引力は、潮の満ち引きだけでなく、大きな地震にも影響があるとか。

身近でありながら、美しく、影響の大きい星ですね。


じぶんのフタを、開けてみよう。

「オロナミンC」のCMに関ジャニ∞が出ています。

ひと昔前には、読売巨人軍の選手たちが、「オロナミンCは、小さな巨人です!」と言ってたのに…(古いっ)

「じぶんのフタを、開けてみよう!」

関ジャニメンバーが、元気や勇気をもって、自分のやりたいことに踏み出していくのを応援しています。

「無理」と「挑戦」は紙一重、いえ重なっています。

もちろん、同じ内容でも、人によってどちらが当てはまるかは異なります。

でも、年をとっても筋肉は成長し続けられるように、年をとっても「やりたいことに踏み出す」その気持ちは持ち続けたいです。

どうしても、年齢を重ねると、「安定」「安心」を選びがちです。その重みも十分身に染みていますし…。

ただ、自分にフタをしているのは、自分です。

だから、自分のフタを取ることができるのも自分なのです。

自分だからこそ、自分のこと信じてやってみる。

なんか、意外とできちゃうかも。

「やらんより、やって後悔したほうがましやで」って、関ジャニの村上くんも言ってるし。


大切なのは「自分の問題」か「周囲の評価」か

「失業して自殺するのは日本人だけ」だそうです。

日本人は、近所の人や会社の人など、周囲の人の評価に影響を受けやすく、失業した事実よりも「評価」が大きな問題だというのです。

そこまで他の人の評価が気になっている人に、「気にしなければいい」と言ったところで何の解決にもならなりません。たとえ、その時はそうしてみても、また同じ状況に戻ったのでは、その人の悩みは解決しないからです。

キャリアコンサルティングに来談して、まず始めに話し出す問題は、表面的で人に話しやすい、つまり自分でも分かっている問題からになります。

そんな場でも、「相談相手のキャリアコンサルタントが自分をどう評価するか」を気にしているのかもしれません。

そこで、まず来談者の話をしっかり聴いていきます。そして、家族や会社の人などとの関係や、それを自分がどう受け止め、どう考えているかにまで話が至ってこそ、やっと本題が見えてきます。

起こっている事実が問題の全てではないのです。

どう評価されるかを気にせずに話せる信頼関係を大切に、話を聴きながら、一緒に感じ、一緒に考えていきます。


ファイナンシャル・プランニング3級を受験してきました!

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本日、「ファイナンシャル・プランニング技能検定3級(FP3級)」受験してきました!

個人のキャリアコンサルティングを行なう上で、やはり、お金の面での基礎知識も必要と、FP資格取得を検討したのですが、FP2級はいきなり受験できないんです。

FP2級を受験するためには、

 ①3級FP技能検定(金融渉外技能審査3級)合格者

 ②日本FP協会認定のAFP認定研修修了者

 ③2年以上の実務経験を有する者

という条件があり、私は、とにかく3級取得を目指すことにしました。

FP検定は、「ライフプランニングと資金計画」「リスクマネジメント」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」と、6分野からなっています。

私は、会計士事務所での勤務経験からか「タックスプランニング」は取り組みやすかったのですが、6分野と幅広く多岐に渡っているため、バランスよく身につけるのは大変。

何とか追い込み、いざ当日!

会場は、大学生が多かったですね。

2級の足掛かりと捉える人が多いのか、サクッと取り組まれている方が多い印象でした。

学科試験など、120分の制限時間でありながら、60分を過ぎたころからぞろぞろと退室を始め、最終的には30名程度いた教室に、残ったのはわずか4名という状況。

若いっていいなぁ…私にとって、暗記は年々ハードルが上がります(汗)

FP協会のHPに、17時30分には模範解答が提示され、ドキドキの自己採点。

まぁ、自己採点では何とか大丈夫かと(^^)

とにかく、勉強する過程で、ライフプランに関わる上での基礎知識はプラスすることができましたので、ぜひ、今後の支援に生かしたいと思います!


「人見知り」はコミュニケーション上達の始まり

「私、人見知りなんです。」「私、昔は人見知りで…」という人の多いこと多いこと。

実は、世の中「人見知り」経験者ばかりです。

特に大学生を対象に面談していると、このような話をする学生がとても多いのです。

そのうえで「コミュニケーション能力が強みです」と話は至るわけで、「?」常々矛盾を感じていました。

でも、様々な学生に会う中で、実は「人見知り」はコミュニケーション上達に欠かせないステップなのでは?と考えるようになりました。

家族に対して「人見知り」という表現は使わないので、「人見知り」ということは家族と「よその人」がしっかり認識できていて、他人と自分との距離を、意識しない人以上に敏感に感じているわけです。

その中で、自分は「よその人」との距離がうまく取れないな~何とかしたいな~という思いから、日々意識的に実践を積んだり工夫を重ね、その日々の積み重ねが、結果としてコミュニケーション能力の向上に繋がっていく、という訳です。

人は弱点こそ何とかしようと思い悩み、日々の時間とエネルギーを費やすので、反対にその弱点が長所になってしまうことも多いのです。

そして、最初からコミュニケーションに長けた人より、質も高く、苦手な人の気持ちも分かる、きめ細やかなコミュニケーションを身につけることができるのです。

弱点はいつまでも弱点にあらず。

その人らしい強みになります。


「人と関わる」ことがマンションの資産価値も上げる?

マンションの管理の在り方を取り上げたテレビ番組を見ました。

住民の方々が、東日本大震災をきっかけに、管理会社に「お任せ」していた管理にしっかり関わることで、その安心感に入居者が増加し、人との関わりがマンションの資産価値をも上げているという話題でした。

自動販売機を入れ替えるにも、住民が喜ぶ内容かつ利益が上がる業者を選ぶ。また、共有のバーベキュースペースの整備では、利用価値の高い内容を業者と交渉し、予算が足りなければ自分たちで整備の一端を担う。

現実には、こうした活動への参加は疎まれがちです。

私の住む地域でも、昔は賑やかだった子供会の参加者は激減し、地域の活動を少ない人数の参加者が担う悪循環に入っています。

要するに面倒くさいですよね。仕事じゃないから収入に繋がらないし、いろんな価値観の人が関わってうまくいかないときもありますし…。

私も、子供が小さい頃は、下っ端ながら、小中学校と子供会の役員を引き受けていました。

その中で、世の中いろんな人がいることも実感し、誠意を持って参加協力しつつも、振り回されない感覚も身につけたような気がします。でも、この活動に参加しなければ出会わなかった地域の方々と、その方だからこそ知る地域のこぼれ話を教えてもらうこともありました。

人と関わることは、人として必要な行動です。そして、エネルギーがいるからこそ、自分の中にも得るものが大きいのです。

変わりばえのしない自分になんとなく気持ちが乗らないなら、ほんの少し、今まで関わっていない人と関わってみませんか?


40年の重み 「こち亀」連載終了

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、40年の連載に終止符を打つこととなりました。ギャグマンガでこの長さはすごいです。

以前、作者の秋本治氏のオフィスがテレビの番組内で映りました。あのハチャメチャな内容からは想像できない、とてもきれいに整頓されたオフィスでした。原稿も編集部にストックがあるそうですし、そういった姿勢が、40年休載なしの仕事に繋がっているのだと感心しました。

「こち亀」はうちの息子達も好きです。平成生まれの息子達は、この漫画で「昭和」を知り、私の「昭和話」も、意外に共有してくれていました。

40年といえば、いろんなことがありました。その間続いた「こち亀」には、昭和の懐かしい人情話だけでなく、時代を捉えた無謀な「金儲け」の題材も多いです。

フィギュア制作とかドローンとか、時代に合わせた話題を柔軟に取り入れていたことも、長く続いた理由だと思います。

仕事における姿勢として、同じ仕事を時間的に長く続けるだけでなく、状況に合わせて柔軟に取り入れながら成長し続ける点は見習いたいですね

さあ、4年に1度しか目覚めない「日暮熟睡男」は、2020年東京オリンピックの年に目覚めて、連載終了を知るのでしょうか?


就活は巣立ちのとき 絶妙な距離感を

大学生の就職活動は、スケジュールの変更で6月が選考開始だった今年は既に落ち着いてしまいましたが、8月が選考開始だった昨年は、この時期、喜ばしい「内定取得」のはずが、「内定取得したものの…」と、悩んで相談に来る学生もいました。

そんな学生の多くが、話を聞いていくと、親と意見が異なっての相談でした。

大学で就職支援に携わる中で、親の存在は無視できません。

 内定を取得したのに、親に反対されて困っている

 親の反対で内定を断り、再度活動している

 親がエントリーシートの添削をして、訂正を強要する

 就職活動はうまくいっているか、親にしつこく聞かれる

 親が、面接でこう答えろと強要してくる

等々、あげるときりがありません。

現実の就職活動では、金銭的支援と子供の話を聞くことが、親の大きな役割になります。

でも心配のあまり、ぐいぐいと子供の就職活動に入り込んでしまうケースも多いのです。以前触れた、つばめの親子ような距離感が大切なのですが…。

私は、親と意見が対立したと相談に来る学生には、まず、「今の状況と自分の意見を、改めて親に話す場を設けること」を勧めています。

親からするといつまでも子供のままで、心配で、世話をしないとうまくできないのではと思ってしまいがちですが、もう子供は既に一人で働くことができるまでに成長したのです。

改めて、「自分なりに考えたこと」を親にしっかり話し、未熟ながらも「しっかり考えて出した結論」であることを伝え、子供の成長に気づいてもらうようにしています

そして、親がその「考え」を尊重して話すことできれば、そのことが、子供自身に更に自覚を与え、無事飛び立てる巣立ちへと繋がっていくのです


「話を聞く」そして「話を聴く」

日常生活のコミュニケーションで、「話す・聞く」は基本の部分です。でも、基本なのに、なかなか実は難しい。

日頃つい、話すことに注意が向きがちですが、友人・家族・同僚、または上下関係のある相手と、コミュニケーションの場も相手も様々な日常では、しっかり聞くことも重要です。

人は、相手が自分の話を聞いてくれていないと感じると、分かってもらおうと、よりしつこく話を続けたり、話すのをあきらめたり、相手への不信感を募らせたりします。

そこで、コミュニケーションの下地作りとしても、話を聞くことは、とても大切な部分になります。

…が、これがまた奥深いのです。

「話をよく聞く」というと、聞くことに集中しがちですが、「よく聴く」つまり「傾聴」は、とにかくじっと相手の話を聞くだけでなく、話をよく聴いてもらっていることを、「話し手が分かる」ことが必要になります。

そこで、まず一生懸命話を聞いたうえで、しっかり聞いていることを、具体的な方法(相手をしっかり見る・うなずく・あいづちを打つ・話し手の言葉を拾って伝え返すなど)で、話し手に分かるように伝えていきます。

すると、「私の話を聴いてもらえている」という事実が、安心や聞き手への信頼に繋がって、聞き手の言うことも受け入れてみようという思いに至るのです。

普段、なかなか相手の反応・行動が実感できないと感じていたら、ぜひ、意識して「話を聴いて」みませんか?

その相手は、「話をしたい」「相談したい」と、あなたの目の前に来てくれた方なのですから。